特徴
GM。緑膿菌などのグラム陰性桿菌に強い抗
専門医コメント
アミノグリコシド系抗菌薬は、一般的に①殺
用法・用量
1日1〜数回患部に塗布するか、あるいはガーゼなどにのばしたものを患部に貼付する。
禁忌
本剤並びに他のアミノグリコシド系抗生物質及びバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者。
用法・用量に関連する注意
<用法・用量に関連する使用上の注意>
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。
腎機能用量
50≦CCr<60:1日3.5~4mg/kgを24時間毎
40≦CCr<50 : 1日2.5~4mg/kgを24時間毎
30≦CCr<40 : 1回5mg/kgを48時間毎、又は2.5mg/kgを24時間毎
20≦CCr<30 :1回4mg/kgを48時間毎
10≦CCr<20:1回3mg/kgを48時間毎
CCr<10:投与量は指定されていない
血液透析:1回2〜2.5mg/kgを負荷投与し、1〜1.7mg/kgを毎透析後。
CAPD:無尿患者では0.6mg/kg, 尿量のある患者では0.75mg/kgを1日1回静注。または無尿患者では8mg/L, 尿量のある患者では10mg/Lを1日1回バッグ内投与。
エンピリック治療には他剤を選択し、本剤を使用する場合にはTDMを実施し、尿量をモニターすること
適応
【適応症】敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、中耳炎【適応菌種】ブドウ球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、緑膿菌
効果・効能
表在性皮膚感染症、慢性膿皮症、びらん・潰瘍の二次感染。
適応菌種
ゲンタマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属(肺炎球菌を除く)、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、緑膿菌。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(0.1%未満)発疹。
2). その他:(頻度不明)腎障害、難聴。
重要な基本的な注意
8.1. 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。8.2. 感作されるおそれがあるので、観察を十分に行い感作されたことを示す兆候(そう痒、発赤、腫脹、丘疹、小水疱等)があらわれた場合には使用を中止すること。8.3. 長期間連用しないこと。
適用上の注意
14.1. 薬剤使用時の注意
眼科用に使用しないこと。
保管上の注意
室温保存。
組成・性状
3.1 組成
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
販売名 ゲンタシン軟膏0.1% 1g中の含有量
有効成分 日局 ゲンタマイシン硫酸塩 1mg(力価)
添加剤 パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、流動パラフィン、白色ワセリン(抗酸化剤としてジブチルヒドロキシトルエンを含む)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
3.2 製剤の性状
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
販売名 ゲンタシン軟膏0.1%
剤形・性状 白色〜微黄色の半透明のなめらかな半固体であり、においはほとんどない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
薬効薬理
18.1 作用機序
本剤は、細菌の蛋白合成を阻害する。
18.2 抗菌作用
本剤の抗菌作用は殺菌的であり、臨床分離株の緑膿菌、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、ブドウ球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、レンサ球菌属(肺炎球菌を除く)に抗菌作用を示す(in vitro)。