特徴
腸内で増殖し、乳酸などを産生して腸内菌叢
専門医コメント
一般的な整腸剤。市販薬と処方薬の違いは処
用法・用量
通常、成人1日3〜6錠を3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
腎機能用量
腎機能正常者と同じ
適応
腸内菌叢の異常による諸症状
効果・効能
腸内菌叢の異常による諸症状の改善。
適用上の注意
14.1. 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
取扱い上の注意
20.1. 本剤は生菌製剤であるので、開封後は湿気を避けて保存すること。20.2. 本剤は吸湿により、変色することがある(変色したものは使用しない)。特に本剤をグラシン紙等の包材に分包して投与する場合には、気密性の高い容器に入れ、湿度の低い場所に保存すること。
20.3. 本剤は衝撃により、錠剤が割れることがあるので、取扱いには十分注意すること。
保管上の注意
室温保存。
組成・性状
3.1 組成
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販売名 ビオフェルミン錠剤
有効成分 1錠中
ビフィズス菌12mg
添加剤 結晶セルロース、トウモロコシデンプン、白糖、沈降炭酸カルシウム、アメ粉、フラクトオリゴ糖、無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム
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3.2 製剤の性状
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販売名 ビオフェルミン錠剤
性状・剤形 白色〜わずかに淡黄色の素錠
外形 <<図省略>> <<図省略>> <<図省略>>
直径 厚さ 重さ
8mm 4.2mm 220mg
識別コード BF13
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薬効薬理
18.1 作用機序
ビフィズス菌は腸内で増殖し、乳酸と酢酸を産生して腸内菌叢の正常化をはかり、整腸作用をあらわす。
18.2 下痢モデルに対する作用
レクチン誘発下痢モデル(ラット)において、ビフィズス菌(Bifidobacterium bifidum)の投与(4日間)により、糞便菌叢の変動は抑制され、下痢は抑制傾向にあった。
18.3 便秘モデルに対する作用
低繊維食給餌便秘モデル(ラット)において、ビフィズス菌(Bifidobacterium bifidum)の投与(7日間)により、糞便菌叢の変動は抑制された。また、糞便含水率の低下は抑制され、糞便量は増加し、消化管内容物のpHは低下した。