Antaa DI

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ゲンタマイシン硫酸塩軟膏0.1%「タイヨー」

ゲンタマイシン硫酸塩1mg軟膏

アミノグリコシド系 >>

特徴

  • GM。緑膿菌などのグラム陰性桿菌に強い抗

専門医コメント

アミノグリコシド系抗菌薬は、一般的に①殺

用法・用量

1日1〜数回患部に塗布するか、あるいはガーゼなどにのばしたものを患部に貼付する。

禁忌

本剤並びに他のアミノグリコシド系抗生物質及びバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者。

用法・用量に関連する注意

<用法・用量に関連する使用上の注意>

本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。

腎機能用量

50≦CCr<60:1日3.5~4mg/kgを24時間毎

40≦CCr<50 : 1日2.5~4mg/kgを24時間毎

30≦CCr<40 : 1回5mg/kgを48時間毎、又は2.5mg/kgを24時間毎

20≦CCr<30 :1回4mg/kgを48時間毎

10≦CCr<20:1回3mg/kgを48時間毎

CCr<10:投与量は指定されていない

血液透析:1回2〜2.5mg/kgを負荷投与し、1〜1.7mg/kgを毎透析後。

CAPD:無尿患者では0.6mg/kg, 尿量のある患者では0.75mg/kgを1日1回静注。または無尿患者では8mg/L, 尿量のある患者では10mg/Lを1日1回バッグ内投与。

エンピリック治療には他剤を選択し、本剤を使用する場合にはTDMを実施し、尿量をモニターすること

適応

【適応症】敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、中耳炎【適応菌種】ブドウ球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、緑膿菌

効果・効能

表在性皮膚感染症、慢性膿皮症、糜爛・潰瘍の二次感染。

適応菌種

ゲンタマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属(肺炎球菌を除く)、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、緑膿菌。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

次の症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には適切な処置を行う。

1.過敏症:(頻度不明)発疹等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。2.その他:(頻度不明)腎障害、難聴[このような症状が現れる可能性があるので、長期連用を避ける]。

重要な基本的な注意

1.感作される恐れがあるので、観察を十分に行い感作されたことを示す兆候(そう痒、発赤、腫脹、丘疹、小水疱等)が現れた場合には使用を中止する。2.長期間連用しない。

適用上の注意

投与経路:眼科用に使用しない。

取扱い上の注意

安定性試験結果の概要:加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、ゲンタマイシン硫酸塩軟膏0.1%「NIG」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。

組成・性状

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組成 1g中:ゲンタマイシン硫酸塩・・・1mg(力価)(0.1%)

〈添加物〉

白色ワセリン、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル、流動パラフィン

性状 においがほとんどない白色〜微黄色半透明のなめらかな半固体の軟膏

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薬効薬理

1.抗菌作用

黄色ブドウ球菌、緑膿菌、表皮ブドウ球菌、大腸菌の生育を阻止した(in vitro)。

2.実験的皮膚感染症に対する作用

実験的熱創症における緑膿菌皮膚感染症モデル(ラット)及び実験的黄色ブドウ球菌皮膚感染症モデル(モルモット)に対して抗菌作用を示し、対照群に対して感染部位生菌数を有意に減少させた。