特徴
インドメタシン製剤。
専門医コメント
現在はインテバンSPは販売中止になってい
用法・用量
1日2回患部に貼付する。
禁忌
2.1. 本剤又は他のインドメタシン製剤に対して過敏症の既往歴のある患者。2.2. アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重症喘息発作を誘発するおそれがある]〔9.1.1参照〕。
腎機能用量
30≦CCr<60:高齢者、高血圧、糖尿病、心不全、利尿薬の併用されている症例など、腎障害のリスクの高い患者には漫然と投与しない
CCr<30:禁忌(腎機能を悪化させる恐れがある)
適応
変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
効果・効能
次記疾患並びに症状の鎮痛・消炎:変形性関節症、肩関節周囲炎、腱炎・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・外傷後の疼痛。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
11.2. その他の副作用
皮膚:(0.1〜5%未満)発赤、皮膚そう痒、発疹、かぶれ、(0.1%未満)皮膚ヒリヒリ感、皮膚腫脹。
慎重投与
気管支喘息のある患者[重症喘息発作を誘発する恐れがある]。
重要な基本的な注意
8.1. 消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
8.2. 慢性疾患(変形性関節症等)に対して用いる場合には薬物療法以外の療法も考慮すること。
特定の背景を有する患者に関する注意
合併症・既往歴等のある患者
9.1.1. 気管支喘息<アスピリン喘息又はその既往歴は除く>のある患者:重症喘息発作を誘発するおそれがある〔2.2参照〕。
9.1.2. 皮膚感染症のある患者:感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に使用すること(皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある)。
妊婦・授妊婦
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。
小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
適用上の注意
14.1. 薬剤使用時の注意
14.1.1. 損傷皮膚及び粘膜に使用しないこと。
14.1.2. 湿疹又は発疹の部位に使用しないこと。
14.1.3. 必要に応じ、テープ等で保定することが望ましい。
保管上の注意
室温保存。
組成・性状
3.1 組成
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販売名 インテナースパップ70mg
有効成分 1枚(膏体14g)中 日局インドメタシン70mg
添加剤 エデト酸Na水和物、ゼラチン、尿素、グリセリン、D‐ソルビトール、l‐メントール、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、ラウリン酸マクロゴール、ヒマシ油、クロタミトン、カオリン、CMC‐Na、ポリアクリル酸部分中和物、カルボキシビニルポリマー、酸化チタン、ケイ酸アルミン酸Mg、リン酸水素Ca
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3.2 製剤の性状
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販売名 インテナースパップ70mg
性状 白色〜淡黄色の膏体を不織布に展延した含水性貼付剤で、わずかに芳香がある。
大きさ 10cm×14cm
識別コード ◇301
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薬効薬理
18.1 作用機序
シクロオキシゲナーゼ活性阻害によるプロスタグランジンの生合成抑制作用に基づくと考えられている。
18.2 カラゲニン足蹠浮腫抑制作用及び血管透過性亢進抑制作用
本剤はラット及びモルモットを用いた試験において、無処置対照群に比較し有意な抑制効果が認められている。