特徴
第二世代II類抗ヒスタミン薬。眠気の副作
専門医コメント
第二世代II類抗ヒスタミン薬であり、ヒス
用法・用量
成人:通常、ロラタジンとして1回10mgを1日1回、食後に経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
小児:通常、7歳以上の小児にはロラタジンとして1回10mgを1日1回、食後に経口投与する。
禁忌
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
腎機能用量
腎機能正常者と同じ
適応
アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症に伴うそう痒
効果・効能
1). アレルギー性鼻炎。
2). 蕁麻疹。
3). 皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):チアノーゼ、呼吸困難、血圧低下、血管浮腫等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.2. てんかん(頻度不明)〔9.1.1参照〕。11.1.3. 痙攣(頻度不明)。
11.1.4. 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいγ−GTP上昇、著しいAl−P上昇、著しいLDH上昇、著しいビリルビン上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
その他の副作用
11.2. その他の副作用
1). 精神神経系:(1%以上)眠気、倦怠感、(0.1〜1%未満)めまい、頭痛。2). 呼吸器:(0.1〜1%未満)鼻乾燥感、咽頭痛。3). 消化器:(0.1〜1%未満)腹痛、口渇、嘔気・嘔吐、下痢、便秘、口内炎、(0.1%未満)口唇乾燥、(頻度不明)胃炎。
4). 過敏症:(0.1〜1%未満)発疹、(0.1%未満)じん麻疹、(頻度不明)発赤、紅斑、そう痒。
5). 皮膚:(頻度不明)脱毛。
6). 肝臓:(0.1〜1%未満)ALT上昇、AST上昇、ビリルビン値上昇、γ−GTP上昇、Al−P上昇。
7). 腎臓:(0.1〜1%未満)BUN上昇、タンパク尿、(頻度不明)尿閉。8). 循環器:(0.1〜1%未満)動悸、(0.1%未満)頻脈。9). 血液:(0.1〜1%未満)好酸球増多、白血球減少、好中球減少、単球増多、リンパ球減少、白血球増多、リンパ球増多、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、好塩基球増多、血小板減少、好中球増多。
10). その他:(0.1〜1%未満)尿糖、眼球乾燥、耳鳴、ほてり、(0.1%未満)味覚障害、月経不順、胸部不快感、(頻度不明)不正子宮出血、胸痛、難聴、浮腫(顔面浮腫・四肢浮腫)。
重要な基本的な注意
8.1. 〈効能共通〉効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
8.2. 〈アレルギー性鼻炎〉季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。(特定の背景を有する患者に関する注意)
合併症・既往歴等のある患者
9.1.1. てんかんの既往のある患者:十分な問診を行うこと(てんかん発作があらわれたとの報告がある)〔11.1.2参照〕。
腎機能障害患者
腎機能障害患者:ロラタジン及び活性代謝物descarboethoxyloratadine(DCL)の血漿中濃度が上昇するおそれがある〔16.6.1参照〕。(肝機能障害患者)
肝機能障害患者:ロラタジンの血漿中濃度が上昇するおそれがある〔16.6.2参照〕。
相互作用
ロラタジンからDCLへの代謝にはCYP3A4及びCYP2D6の関与が確認されている〔16.4参照〕。
10.2. 併用注意:
エリスロマイシン、シメチジン〔16.7参照〕[ロラタジン及びDCLの血漿中濃度の上昇が認められるので、患者の状態を十分に観察するなど注意すること(薬物代謝酵素(CYP3A4、CYP2D6)阻害作用を有する医薬品との併用により、ロラタジンからDCLへの代謝が阻害され、ロラタジンの血漿中濃度が上昇する[DCLの血漿中濃度が上昇する機序は不明])]。
高齢者
高い血中濃度が持続するおそれがある(一般に生理機能(肝、腎等)が低下している)〔16.6.4参照〕。
妊婦・授妊婦
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい(動物試験(ラット、ウサギ)で催奇形性は認められていないが、ラットで胎仔への移行が報告されている)。
授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト母乳中への移行が報告されている)〔16.5参照〕。
小児等
9.7.1. 3歳以上7歳未満の小児に対しては、ロラタジンドライシロップ1%を投与すること。
9.7.2. 低出生体重児、新生児、乳児又は3歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
臨床検査結果に及ぼす影響
アレルゲン皮内反応を抑制するため、アレルゲン皮内反応検査を実施する3〜5日前より本剤の投与を中止すること。
過剰投与
13.1. 症状
海外において、過量投与(40mgから180mg)により眠気、頻脈、頭痛が報告されている。
13.2. 処置
過量投与時、本剤は血液透析によって除去できない〔16.6.1参照〕。
適用上の注意
14.2. 薬剤交付時の注意
14.2.1. PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
保管上の注意
室温保存。
組成・性状
3.1 組成
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販売名 クラリチン錠10mg
有効成分 1錠中ロラタジン10mg含有
添加剤 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ステアリン酸マグネシウム
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3.2 製剤の性状
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販売名 クラリチン錠10mg
剤形 割線の入った円形の素錠
色調 白色
外形 <<図省略>> <<図省略>> <<図省略>>
直径 6.5mm
厚さ 2.6mm
質量 100mg
識別コード 233 BY
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薬効薬理
18.1 作用機序
ロラタジン及びDCLは、ヒスタミンH1受容体拮抗作用を示す。また、ヒスタミン、ロイコトリエンC4の遊離抑制作用を示す。
18.2 ヒスタミンH1受容体拮抗作用
ロラタジン及びDCLは、モルモットの肺H1受容体においてヒスタミンと拮抗し、モルモット摘出回腸のヒスタミン誘発収縮を抑制した(in vitro)。DCLのヒトH1受容体拮抗作用はロラタジンよりも強かった。また、ロラタジンは、ラットのヒスタミン誘発皮膚血管透過性亢進、マウスのヒスタミン誘発足蹠浮腫及びモルモットのヒスタミン誘発致死を抑制した(in vivo)。
18.3 ヒスタミン及びロイコトリエンC4遊離抑制作用
ロラタジン又はDCLは、ラット腹腔肥満細胞又はマウス肥満細胞株MC‐9細胞からのヒスタミン又はロイコトリエンC4遊離を抑制し(in vitro)、能動感作モルモットに経口投与したときの摘出肺切片からの抗原誘発ヒスタミン遊離を抑制した(ex vivo)。
18.4 抗原誘発反応に対する作用
ロラタジンは、ラット及びモルモットの受身皮膚アナフィラキシー反応(PCA反応)並びに能動感作ラット及びモルモットの抗原誘発鼻腔内色素漏出反応を抑制した。
18.5 作用の持続性
ラットのヒスタミン誘発皮膚血管透過性亢進に対するロラタジンの抑制作用は、経口投与後12時間においても認められた(in vivo)。
ヒトにおいて錠10mg単回投与後14時間以上でもヒスタミン誘発皮内反応(膨疹及び紅斑)を抑制した。
薬物動態
16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
(1)線形性
健康成人男性(6〜12例)にロラタジン錠10、20注)、40mg注)を空腹時に単回経口投与したとき、DCLの血漿中濃度について線形性が認められた。
(2)レディタブ錠10mgと錠10mgの生物学的同等性
健康成人男性(23例)に空腹時、口腔内速溶錠(レディタブ錠)10mg又は錠10mgを水とともに、若しくはレディタブ錠10mgを水なしでそれぞれ単回経口投与したとき、DCLの薬物動態パラメータ及び血漿中濃度推移は次のとおりであった。レディタブ錠10mgは、水なし又は水とともに服用した場合のいずれにおいても、錠10mg(水あり)と生物学的に同等であることが確認された。
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飲水 Cmax(ng/mL) tmax(hr) AUC(0−t)(ng・hr/mL)
レディタブ錠10mg なし 3.52±1.24 1.98±0.593 38.6±14.4
あり 3.46±1.04 1.59±0.536 37.9±12.3
錠10mg あり 3.49±1.35 1.85±1.08 37.7±14.2
幾何平均比※1(90%信頼区間) 1.02(0.946−1.10) − 1.03(0.970−1.09)
幾何平均比※2(90%信頼区間) 1.01(0.935−1.09) − 1.02(0.958−1.08)
(平均±標準偏差、n=23)
※1:レディタブ錠10mg(水なし)/錠10mg
※2:レディタブ錠10mg(水あり)/錠10mg
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<<図省略>>
16.1.2 反復投与
健康成人男性(5例)にロラタジン錠10mgを1日1回5日間、空腹時に反復経口投与したとき、血漿中ロラタジン濃度は連投開始後4日までに定常状態に到達し、AUC(0−24hr)について算出した累積係数は1.3であった。
健康成人男性(6例)にロラタジン錠20mg注)を1日1回5日間、空腹時に反復経口投与したとき、血漿中ロラタジン及びDCL濃度は連投開始後4日までに定常状態に到達し、AUC(0−24hr)について算出した累積係数はともに1.3であった。
16.2 吸収
16.2.1 食事の影響(錠10mg)
健康成人男性(12例)にロラタジン錠10mgを食後又は空腹時に単回経口投与したときのロラタジン及びDCLの薬物動態パラメータは、次のとおりであった。DCLの全身曝露に及ぼす食事の影響は認められなかった※。
※:成人又は小児を対象とした二重盲検比較試験はすべて食後投与の条件で実施されたため、用法・用量では食後投与を規定した。
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Cmax(ng/mL) tmax(hr) AUC(0−∞)(ng・hr/mL) t1/2(hr)
ロラタジン 食後 7.73±6.81 1.6±0.4 31.2±36.3 14.3±7.8
空腹時 4.46±4.98 1.2±0.3 15.4±20.5 11.2±8.4
DCL 食後 3.52±0.78 2.3±0.6 41.1±11.8 14.5±3.3
空腹時 3.34±0.70 1.7±0.3 34.9±6.4 12.5±4.7
(平均±標準偏差、n=12)
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16.3 分布
16.3.1 血漿タンパク結合
ヒト血漿に添加したときのタンパク結合率は、ロラタジン96.8〜97.9%、DCL73.3〜75.6%であった(測定法:平衡透析法)(in vitro)。
16.3.2 組織中放射能濃度(ラット)
ラット(n=3)に14C‐ロラタジンを反復経口投与したとき、組織中放射能は大部分の組織で血漿より高く、特に下垂体、甲状腺、副腎、肝臓、涙腺、肺に高濃度の分布が認められた。また、脳内濃度は血漿より低かった。組織中放射能の生物学的半減期は、いずれの組織とも血漿より長かった。甲状腺では14日間反復投与でも定常状態に到達せず、蓄積性が示唆された。
16.4 代謝
ロラタジンは、ヒトに経口投与したとき、消化管から速やかに吸収され、初回通過効果によってDCLへと代謝される。ヒトの肝ミクロソームを用いたin vitro試験から、ロラタジンからDCLへの代謝にはCYP3A4及びCYP2D6の関与が確認されている。[10.参照]
16.5 排泄
健康成人男性(6例)に14C‐ロラタジン40mg注)(水溶液)を空腹時に単回経口投与したとき、投与10日後までに総投与量の約80%が代謝物として尿及び糞中へ等量ずつ排泄された。尿中にロラタジンは検出されず、DCLは尿中放射能の2%未満であった(外国人データ)。
授乳婦(6例)にロラタジンカプセル40mg注)(非売品)を空腹時に単回経口投与したとき、少量のロラタジン及びDCLが母乳中に検出された。投与後48時間までの移行率は0.03%であった。AUC母乳/AUC血漿比は、ロラタジン及びDCLについてそれぞれ1.2及び0.8であった(外国人データ)。[9.6参照]
16.6 特定の背景を有する患者
16.6.1 腎機能障害患者
(1)薬物動態パラメータ
腎機能障害患者(12例:クレアチニンクリアランス≦29mL/min)にロラタジンカプセル40mg注)(非売品)を空腹時に単回経口投与したときの血漿中濃度のCmax及びAUCは、健康成人男性(6例:クレアチニンクリアランス>80mL/min)との比較において、ロラタジンでは1.5〜1.7倍、DCLでは約2倍に上昇した。腎機能障害患者におけるロラタジン及びDCLのt1/2はそれぞれ平均8時間及び20時間であり、いずれも健康成人と明らかな差は認められなかった(外国人データ)。[9.2参照]
(2)血液透析患者
重症の腎機能障害患者(6例:クレアチニンクリアランス<5mL/min)にロラタジンカプセル40mg注)(非売品)を空腹時に単回経口投与後4〜8時間(計4時間)に血液透析を行ったとき、血液透析を行わない場合と比較して、血漿中ロラタジン及びDCL濃度に変動は認められず、ロラタジン及びDCLともに透析液中へはほとんど排出されなかった(外国人データ)。[13.2参照]
16.6.2 肝機能障害患者
肝機能障害患者(7例)にロラタジンカプセル40mg注)(非売品)を空腹時に単回経口投与したときの血漿中濃度は、健康成人男性(24例)との比較において、ロラタジンではCmaxが1.4〜1.7倍、AUCが2.8〜3.8倍に上昇し、DCLではCmax、AUCともに健康成人と明らかな差は認められなかった。肝機能障害患者におけるロラタジン及びDCLのt1/2はそれぞれ平均24.1時間及び37.1時間であり、健康成人の2〜3倍に延長していた(外国人データ)。[9.3参照]
16.6.3 小児
健康小児(13例、8〜12歳)にロラタジンシロップ10mg(非売品)を食後に単回経口投与したときのロラタジン及びDCLの薬物動態パラメータ及び血漿中濃度推移は、次のとおりであった(外国人データ)。
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Cmax(ng/mL) tmax(hr) AUC(0−t)(ng・hr/mL) t1/2(hr)
ロラタジン 4.38±3.13 1.00±0.00 8.98±6.21 −
DCL 3.79±0.978 1.69±0.947 51.7±25.3 13.8±3.08
(平均±標準偏差、n=13)
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<<図省略>>
小児及び成人の通年性アレルギー性鼻炎患者を対象とした国内製造販売後臨床薬理試験において、小児患者(104例、7〜15歳)及び成人患者(104例、16〜64歳)にそれぞれロラタジン錠10mgを1日1回28日間反復投与したときのロラタジン及びDCLによる全身曝露は、互いに類似していた。
16.6.4 高齢者
高齢者(12例、66〜78歳)にロラタジンカプセル40mg注)(非売品)を空腹時に単回経口投与したときの血漿中濃度は、非高齢の成人男性(24例、21〜39歳)との比較において、ロラタジンではCmaxが1.6〜1.9倍、AUCが1.5〜2.0倍に上昇した。DCLではCmaxが約1.7倍であったが、AUCに明らかな差は認められなかった。高齢者でのロラタジン及びDCLのt1/2はそれぞれ平均18.2時間及び17.4時間であった(外国人データ)。[9.8参照]
16.7 薬物相互作用
健康成人男性にロラタジン錠10mg及びエリスロマイシン(CYP3A4の阻害剤)又はシメチジン(CYP3A4及びCYP2D6の阻害剤)を空腹時に10日間経口投与したときの血漿中ロラタジン及びDCL濃度の変化率は次表に示すとおりであったが、QTc間隔を含め心電図への影響は認められなかった。健康成人男性にロラタジン錠10mg及びケトコナゾール(国内では外用剤のみ発売)を空腹時に10日間経口投与したとき、血漿中ロラタジン及びDCL濃度の変化率は次表に示すとおりであったが、QTc間隔を含め心電図への影響は認められなかった(外国人データ)。[10.2参照]
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併用薬 n ロラタジン DCL
Cmax AUC Cmax AUC
エリスロマイシン(500mg1日3回) 22 +53% +40% +61% +46%
シメチジン(300mg1日4回) 24 +121% +103% +6% +6%
ケトコナゾール(200mg1日2回) 24 +223% +307% +67% +73%
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16.8 その他
DCLの効力比は未変化体(ロラタジン)の7.9倍であり、ヒトに経口投与したときの主たる薬効に寄与しているのはDCLである。
注)本剤の成人における承認用量は、「通常、ロラタジンとして1回10mgを1日1回、食後に経口投与する。」である。