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太虎堂のきゅう帰調血飲エキス顆粒

きゅう帰調血飲エキス顆粒

漢方製剤 >>

特徴

  • 甘草から成る漢方薬であるため偽性アルドス

専門医コメント

産後に精神不安定で胃腸の働きが悪いような

用法・用量

通常、成人1日6.0gを3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

適応

産後の神経症、体力低下、月経不順。

効果・効能

産後の神経症、体力低下、月経不順。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 偽アルドステロン症(頻度不明):低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム貯留・体液貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと〔8.2、10.2参照〕。11.1.2. ミオパチー(頻度不明):低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・四肢麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと〔8.2、10.2参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

消化器:(頻度不明)食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等。

慎重投与

1.著しく胃腸虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等が現れる恐れがある]。

2.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化する恐れがある]。

重要な基本的な注意

8.1. 本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。

8.2. 本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意すること〔10.2、11.1.1、11.1.2参照〕。8.3. 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)

合併症・既往歴等のある患者

9.1.1. 著しく胃腸虚弱な患者:食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があらわれるおそれがある。

9.1.2. 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者:これらの症状が悪化するおそれがある。

相互作用

10.2. 併用注意:

カンゾウ含有製剤(芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散等)、グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤(グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L−システイン、グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL−メチオニン配合錠等)〔8.2、11.1.1、11.1.2参照〕[偽アルドステロン症があらわれやすくなり、また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる(グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる)]。

高齢者

減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。

妊婦・授妊婦

妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい(本剤に含まれるボタンピにより流早産の危険性がある)。

授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意

取扱い上の注意

20.1. 本剤の品質を保つため、できるだけ湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい所に保管すること。

20.2. 開封後は特に湿気を避け、取扱いに注意すること。20.3. 本剤は生薬を原料としているので、色調等が異なることがある。

保管上の注意

室温保存。

組成・性状

3.1 組成

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販売名 太虎堂のきゅう帰調血飲エキス顆粒

有効成分 本品6.0g中

日局トウキ・・・2.0g 日局ボタンピ・・・2.0g

日局センキュウ・・・2.0g 日局タイソウ・・・1.5g

日局ジオウ・・・2.0g 日局ショウキョウ・・・1.0g

日局ビャクジュツ・・・2.0g 日局カンゾウ・・・1.0g

日局ブクリョウ・・・2.0g 日局ウヤク・・・2.0g

日局チンピ・・・2.0g 日局ヤクモソウ・・・1.5g

日局コウブシ・・・2.0g

前記生薬より抽出した水製乾燥エキス4,580mgを含有する。

添加剤 日局乳糖水和物、日局ステアリン酸マグネシウム

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3.2 製剤の性状

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剤形 顆粒剤

色調 淡茶色〜灰褐色

味 わずかに甘苦い

におい 特異なにおい

識別コード Tai TM‐230

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