特徴
一般に皮膚の病気のなかでも急性の病気の初
専門医コメント
体力は中等度の方で、皮膚の化膿を抑え、皮
用法・用量
通常、成人1日6.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
適応
化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、じんましん、急性湿疹、水虫。
効果・効能
化膿性皮膚疾患の初期、急性皮膚疾患の初期、じんましん、急性湿疹、水虫。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
重大な副作用
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 偽アルドステロン症(頻度不明):低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム貯留・体液貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと〔8.2、10.2参照〕。11.1.2. ミオパチー(頻度不明):低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・四肢麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと〔8.2、10.2参照〕。
その他の副作用
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)発疹、発赤、そう痒、蕁麻疹等。2). 消化器:(頻度不明)食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等。
慎重投与
1.著しく体力の衰えている患者[皮膚症状が悪化する恐れがある]。2.著しく胃腸虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等が現れる恐れがある]。
3.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化する恐れがある]。
重要な基本的な注意
8.1. 本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
8.2. 本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意すること〔10.2、11.1.1、11.1.2参照〕。8.3. 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)
合併症・既往歴等のある患者
9.1.1. 著しく体力の衰えている患者:皮膚症状が悪化するおそれがある。9.1.2. 著しく胃腸虚弱な患者:食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等があらわれるおそれがある。
9.1.3. 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者:これらの症状が悪化するおそれがある。
相互作用
10.2. 併用注意:
カンゾウ含有製剤(芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散等)、グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤(グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L−システイン、グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL−メチオニン配合錠等)〔8.2、11.1.1、11.1.2参照〕[偽アルドステロン症があらわれやすくなり、また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる(グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる)]。
高齢者
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
妊婦・授妊婦
妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
適用上の注意
取扱い上の注意
20.1. 本剤の品質を保つため、できるだけ湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい所に保管すること。
20.2. 開封後は特に湿気を避け、取扱いに注意すること。20.3. 本剤は生薬を原料としているので、色調等が異なることがある。
保管上の注意
室温保存。
組成・性状
3.1 組成
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販売名 クラシエ十味敗毒湯エキス細粒
有効成分 本品1日量(6.0g)中
日局サイコ 2.5g 日局カンゾウ 1.5g
日局キキョウ 2.5g 日局ショウキョウ 1.0g
日局センキュウ 2.5g 日局ケイガイ 1.5g
日局ブクリョウ 2.5g 日局ドクカツ 1.5g
日局ボウフウ 2.5g 日局オウヒ 2.5g
前記の混合生薬より抽出した十味敗毒湯エキス粉末3,900mgを含有する。
添加剤 日局ステアリン酸マグネシウム、日局結晶セルロース、日局乳糖水和物、含水二酸化ケイ素
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3.2 製剤の性状
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剤形 細粒
色 淡黄褐色〜淡褐色
におい 特異なにおい
味 わずかに甘く辛い
識別コード KB‐6(内容量3.0g)
EK‐6(内容量2.0g)
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